先の記事で、ホットとアイスの飲み方の違いも、コーヒーを味わうことに影響しているのでは?といった内容のことを書きました。今回はその続きです。
数年かもっと以前から、植物から生まれるプラスチック容器のようなものがある、とニュースなどで取り上げられていました。大筋では、石油由来に比べ環境負荷が少なく、生分解して土に還すことで持続可能性が高まるような話で、興味を持っていました。
最近、それが簡単に手に入ることを知り、購入して試してみました。驚いたことに、見た目も使い心地も普通のプラ容器とほとんど変わるところなく使えました。注意点は45℃以上で変形するとされていることですが、特に問題はなさそうです。これでまた一つ面白アイテムが増えてしまいました(笑)
旭化成パックスの「グリーンプロマックス」という製品。トウモロコシから取り出した糖を発酵して出来る「ポリ乳酸」が原材料。世界的なバイオマス燃料の推進政策と技術の進歩で安価に製造出来るようになったようです。
*適度な条件で生分解するとありますが、専用の回収ルートなどは見当たりません。PETリサイクルマークはあります。環境負荷の軽重については疑義もありますが、新たな試みには賛成です。この考えは、導入するイベントが増えている「リユース食器」についても同じです。
ここ数回の出店では、このカップを使ってアイスをお出しする方法を変えています。ストローをなくし、カップに口をつけて飲んで頂くことで、より香りと味を感じてもらいやすくしています。もう今シーズンの出番は少なそうですが、またいつか、見た目と気分も涼やかなカップでアイスコーヒーを楽しんでもらえたら、と思います。