
WEIN主催 第10回研究会
「東日本大震災復興とバイオマスエネルギーの活用について」
プロジェクト会議第2回目
ペレット町家ヒノコにて第1回目に続いて出席させてもらいました。
オーストリアのギュッシング地方での取り組みを、視察に行かれた神崎先生からご紹介頂きました。
豊富な森林・農資源から生まれる電力と熱、それと太陽熱の組み合わせを利用。地域全体に熱電供給網を敷設しています。これでなんと100%地産の自然エネルギー化に成功しているそうです。歴史的に貧しい地域だった所が、この成功によって豊かになりつつあるというお話しでした。素晴らしい事例を紹介して頂いてありがとうございました。
また同席した方たちからも多くの貴重なお話を聞くことが出来ました。ありがとうございました。
この事例の要は高効率の木質ガス精製工場とガスタービン発電機で、世界でも日本でも試作はされているのですが、正常に稼動し続ける例はめったにないそうです。ガスに含まれる不純物から生成されるタールによる故障が主な原因のようです。そこで精製にコストやエネルギーをかけて純度を上げれば・・・などなど自然エネルギーの話ではお決まりのジレンマ登場で、今までなら話が止まってしまうケースでしょう。
しかし最近こういった経済論理は「少なくとも放射性物質は拡散しない」という要素を加え、より深く広い意味での「再生可能性」まで考えられるようになっていると思います。
多くの人にとって次の選択をする時、新しい可能性が芽生えてきているのではないでしょうか。
研究会で同席した方から教えて頂いたプロジェクトをご紹介します。
菜の花プロジェクトネットワーク
こちらは当店からもコーヒーを通じて寄付を募っているプロジェクトです。
東日本大震災 つながり・ぬくもりプロジェクト