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シンプルイズベスト
小さなバッグ一つで十分です。
道具や材料は出来るだけ小さく軽くを意識して、必要な量だけをジップロックのような袋に小分けにしておきます。それらを最もかさばる湯沸かし用鍋の中にまとめて収めるといった「スタッキング」方法を考えるのも面白いと思います。
目的にもよりますが、アウトドアでは「重い」「大きい」「脆い」「複雑」な荷物は行動の妨げになる場合が多いので避けましょう。
※車などで他の荷物を運ぶ余裕がある時でも、コーヒーセットとして一まとめにしておくと便利です。
※店主もプライベートでは「ミニマル」や「ウルトラライト」と呼ばれるスタイルです
アウトドアコーヒーのセット例
- 豆 or 粉 (使う分だけ一人分づつ計ってパッキング)
- 小型ハンドミル → 関連記事:コーヒーミルの重要な仕事 – 挽き目・微粉・粒度分布
- 水(ペットボトル、飲料水用パック)
- 組み立て型ドリッパー
- フィルター類
- バーナー、ガスボンベ or 焚火台、薪、炭
- 風防(アウトドアコーヒーでは最重要)
- 着火用具(ライター、ファイアスターター、着火剤)
- 湯沸かし&ドリップ用鍋(ノズルや持ち手が収まるならコンパクトなドリップポット)
- マグカップ、ボトル、紙コップ(断熱性が高いものがあると便利)
- スプーン、マドラー
- スティックシュガー、フレッシュ、ミルク
その他の抽出器具例
- ドリップバッグ
- エアロプレス(携帯型もあります)
- パーコレーター
- 携帯型エスプレッソメーカー(マキネッタなど)
サポート器具例
- 熱湯用温度計
- ドリップスケール(計り、タイマー機能)
- 保温器具(ウォーマーなど)
- アイスコーヒー用冷却器
「何もない」が最高の調味料
その場にあるものないものを活かして自分なりに工夫することがアウトドアの醍醐味の一つだと思います。
「Q&A⇒ホームコーヒーについて」で解説しているような実用性も大事ですが、それらは直接、自然や人に触れながら様々な体験を通じて学んで来たことが土台なっています。当店はそのような体験こそ最も重要なことと考えています。
細かいことや人目など気にせずワイルドに行きましょう。
- お気に入りのロケーションに木や石でテーブルセットを作ってみる
- 湧き水を使ってみる(心配なら濾過してみる)
- 焚き火で湯を沸かしてみる ※関連記事:どこでやったらいいの?
- 川や海で冷やしたアイスコーヒーを作ってみる
- 家族・友人といろいろ持ち寄って味比べしてみる
上級?編
- 焙煎もやってみる
- 氷点下の雪中で最速チャレンジしてみる
- ドリッパーを忘れて来たので枝でヤグラを作ってみる
- まさかフィルターもないことに気付いても慌てず空を眺めてみる、おもむろに鍋で煮てタオルで濾過してみる
- いっそミル(歯車)がない時代に戻って、石と石で豆をすり潰す天然グラインダー(研削盤)を作ってみる
- そのまま山にこもってコッヘルやヤカンの先から湯を糸のように垂らす修行をしてみる
- そこにアウトドアコーヒー界の救世主あらわる:魔法のノズル「森乃雫」by 楽歩京都&当店からのご紹介記事を見る
番外編 - 安全対策
- 寒さ(風雨含む)対策と害虫対策
危険性としてはケガや熊に遭遇するよりはるかに、精神的にも身体的にも実害を受ける確率が高いです
- 行動食
空腹だと楽しめませんし、体温や注意力が落ちるのを防ぐためにも大切です
- スマートフォン用防水防塵プロテクター、予備バッテリー
最近はかなりの僻地でも沿道ならつながる所が多いです。緊急連絡・ナビ・ライト・写真などいざという時のために