大変ありがたいお問い合わせですが、ありません。
アウトドアコーヒーの魅力を店主自身も楽しみながらお客様にお届けすることを目的とした小さなお店です。
京都市内に焙煎工房がありますが、一般の方向けの販売は行っていません。
「どうしてこんなお店を?」
若い頃から趣味で淹れていたコーヒーと、関心のあった自然の成り立ちや環境問題などを追究していくうちに、手つかずの自然や美味しい湧き水を求めて山や川へ行くようになりました。そこでコーヒーと一緒にキャンプも楽しむようなったことがきっかけです。
建築や空間造形といった分野にも興味があったので、DIYの範囲ですがよく木を触っていて木工や古い町屋の改修なども楽しんでいました。
それらが高じて「コーヒーを通じて深く自然を味わう体験を多くの方にお届けすること」を実現出来たらと思うようになり、自身でこのようなお店を作りました。
当時は「アウトドアコーヒー」という言葉さえない時代でしたが、今では多くの方に支えて頂いたおかげで、それを生活の基盤とするに至り、そのつながりから、建築や自然に関わる仕事などもさせてもらってます。
露店では、その時と場所の環境や条件によって、困難な事態が起こることも珍しくありません。常に変化する状況に対応するためには、コーヒーを作ること以外にも多くの技能や仕組みが求められます。
「どうやったら、自然と人との関係を深く感じて頂けるようなコーヒーをご提供出来るのか」そして何より「お客様はじめ、そこに関わる人たちと一緒に楽しい空間やつながりを築けるか」といった、普通の店舗では味わえない創造的な面白さを感じられること、そして、それが自分にとって自然体でいられることも続けている理由の一つです。
「コーヒー」を飲み物としてだけ捉えても十分においしく味わえるものですが、それは様々な人や自然と共に体全体の感覚で味わうことで、私たちに一層豊かで瑞々しい体験を与えてくれるものと思っています。
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