氷投入型急冷式用レシピ作成フォーム(β版 by ChatGPT)
機能:
- お好みや各レシピの目的に合わせた最適な氷の量や粉量などの分量について、瞬時に計算することが出来ます
- 「液体に氷を入れて冷やす飲み物」については、ほぼ全てのパターンに対応可能です。「1杯分、2杯分 ⇔ 1L、大量抽出」「濃い ⇔ 薄い」「温い ⇔ 冷たい」「コーヒー、紅茶、ジュースなど」
- レシピ探しやレシピ作りに掛けるコスト(費用・時間・労力)を大幅に削減出来ます
- 日常的に使いやすく実用性の高いウェブアプリ型コーヒー抽出最適化ツール
使い方:
- それぞれの項目を半角数字で入力してから計算ボタンをクリックすると下部に結果が表示されます
- 計測値や用語が分からない場合でも目安値を参考にしてもらうと、およその値が得られます
- ドリンクレシオという用語の詳細は下記(濃いめ:小 ⇐ 値 ⇒ 大:軽め)
- コーヒースケール・温度計・濃度計(TDS値)・電卓を使ってもらうことで、より正確な目的温度に近付きますが、計算結果はシンプルなモデルに基づいた理論値なので、各状況によって数度程度の誤差が出ることがあります
- 計算結果の氷量は温度と濃度を一括調整用するために最低限必要な値なので、その分の氷はほぼ解け切ります。調整後のアイスコーヒーに保冷用の氷を追加するか、氷なしにするかはお好みでどうぞ
- ブラウザのメニューからお気に入りやホーム画面に登録してもらうと、すぐに使えるようになります
氷量(g):
目的量(g):
粉量(g):
粉量ってどうやって計算するの?※2024/8更新
このフォームでは、まず目標濃度の基準とするホットコーヒーを設定し、そのコーヒーのドリンクレシオを参照する、という方法を用いて粉量を計算しています。
調整用の氷が解け切った時点のアイスコーヒー濃度と、基準ホットコーヒーの濃度が同じ程度となるようにするための簡易的な手法の一つです。
入力欄の初期値は、次のホットコーヒーを基準として設定されたものです。
基準ホットコーヒーのレシピ
- 透過式(ペーパードリップ)・豆(中深煎り)・粉量12g(中粗挽き)・抽出量(目的量)150g・注水温度85℃・時間2分30秒(蒸らし込4投)
- ドリンクレシオ:目的量 ÷ 粉量 ≒ 12.5(比率で表すと1:12.5)
- TDS濃度:成分量 ÷ 目的量 × 100 ≒ 1.5%(やや濃いめ)
※用語の注意点:
通常の抽出方式では、「目的量=抽出量」となりますが、氷投入型急冷式では抽出されたコーヒー液に加氷という形でバイパス注水を行うため、「目的量=抽出量+加水(氷)量」となります。
また、ドリンクレシオ(Coffee Grounds to Drink Ratio)という「粉量と目的量の比率」を表す用語とブリューレシオ (Coffee Grounds to Water Ratio)と呼ばれる「粉量と注水量の比率」を表す用語は若干異なるものです。
英語圏では「Drink ⇒ Beverage」の方が正確です。
これらいくつかの量の比率は、抽出液のおよその濃度感を推測したり、レシピを比較する際の目安にしたり出来る点や、スケールさえあれば計算出来る点でも便利で分かりやすい値です。
しかしながら、分量の比率とは抽出条件の中の一要素に過ぎず、おいしさや各ケースでの再現性まで保証出来るほど万能な指標ではない、という点にご留意頂ければと思います。
基準コーヒーに合わせるため濃度調整方法(補足)
- 加水(氷)を行うことで濃度が下がることが前提の急冷式では、あらかじめ濃度の高いベース用コーヒーを準備するという手順になります。それをドリップで準備する場合、基準ホットコーヒーと同じ感覚で注水すると、抽出時間が短くなって濃度が上がりにくくなってしまいます。
- 注水速度をゆっくりにして抽出時間が同じくらいになるように調整する
- 時間以外の濃度調整方法としては以下が挙げられます。
- 粉の挽目を少し細かめにする(例:中粗挽き⇒中挽き)
- 注水温度を上げる(例:85℃⇒90℃)
- 粉量を増やす=ドリンクレシオの値を小さくする(例:粉量 14g ⇒ 16g ドリンクレシオ 12.5 ⇒ 10.5)
レシピ調整は、方法の組み合わせ次第で濃度とともに、風味の印象をも変化させるものです。
「どれを選択するか?」に良い悪いという評価はなく、ご自身にとってのやりやすさやお好みといった目的にによって適切に使い分けることが大事です。
このフォームの計算方法で、ドリンクレシオ(分量比率)を選択している理由は、不特定多数のユーザーを前提としているため、各状況に左右されにくく最も安定して調整可能な値に準ずる方法が適切だからです。
今後のバージョンではサンプルレシピをお好みのものに変更出来るようにして、その場合の粉量計算にも対応したいと考えています。(…が、この記事中のものとは数学的に文字通りの別次元になるので出来ればという感じです)
入力項目にドリンクレシオを追加し、お好みの値に変更出来るようにしました。(さらに高度で正確な計算手法もほぼ完成していますが、無料での一般公開とは別の形になる予定です)
具体的な計算方法や考え方については以下をご参照下さい。
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